
お江戸で12月と言えば
これは「仮名手本忠臣蔵 十一段目」を描いている 芝居廻り絵巻。
国立劇場開場50周年記念で、10月から三カ月連続完全通し上演されています。
「討入り」 降り積もる雪の中の名場面、テレビで一度や二度ご覧になっているでしょう。
ここでは 揃いの雁木(がんぎ)模様(雁が群れをなして飛んでいるように見える<<<<)
と呼ばれるギザギザ模様の装束の浪士ですが、武士の江戸城内の公式の礼装とされていたのは裃(かみしも)でした。
最初は無地でしたが、染めの型紙や型彫りの技術革新により、行儀・角通し・鮫が出来上がり、これが江戸小紋の始まりです。
時代は流れ、商人 町人 女性も着るようになり、柄も多様化していきます。
絵巻の下 行儀 鮫 です。
テレビで裃をズームしたくなりませんか?